狭心症 発作 痛い 締め付けの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
昔からたまに胸が痛いことがあったんですが、安静にして、ゆっくり水を飲むと落ち着くので、気にしていませんでした。しかし、半年ほど前に耐えられない痛みと締め付けが襲ってきて、死ぬんじゃないかと思い怖くなって病院に駆け込んだところ、『狭心症』といわれました。
さっそくCa拮抗剤と、頓服でニトロを渡されましたが、私の場合、ニトロは吐き気や頭痛など副作用が強くでてしまい、さらにCa拮抗剤では症状は治まっても、結局は治るための治療法ではないようなので、飲み続けることが不安でした。
そこで、東洋医学がいいのでは?と思い、漢方薬局で相談することにしました。
漢方を飲み始めてから、まったく痛みはなくなりました!というようにはうまく行かず、相変わらず発作には襲われますが、ニトロを飲むような発作は格段に少なくなりました。
ニトロを飲まなくてはいけないような“雰囲気”が出てきたら、すぐ漢方薬局で頂いた漢方を飲むようにすると、弱い発作なら落ち着きます。あのつらい副作用のことを考えると、それだけでも私にとっては効果がありました。
普段は血流を改善する漢方と、潤いを補い、「心」を強くする漢方も飲んでいます。このまま発作がなくなるといいなぁ。
狭心症は、中医学では「胸痞」と呼ばれています。病理産物である痰濁(どろどろとした余分な汚れや水分)や瘀血(どろどろ血)が胸に集まり、流れがわるくなったことで、痛みが発生するものと捉えています。
中医学には『不通則痛(ふつうそくつう)』という言葉があり、流れが阻害されると痛むという原則があります。こういう場合は、まず病理産物を取り除き、流れを回復させることが肝心です。
この方の場合は、血の巡りを改善する漢方と、発作が来そうなときに、もう一種類の漢方を頓服で飲んでいただいています。後、血流が悪くなる原因の一つとして、『心』のポンプ機能の弱さもあると考え、同時に潤いを補い、心を元気にする漢方も併用していただきました。
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